「まごころふぁーむ」の直売所は相鉄いずみ野線いずみ野駅から歩いてすぐ、アクセスしやすい場所にあります。2016年にリニューアルしました。横山 宜美(よこやま よしみ)さんは、サンロードという品種のトマト栽培に力を注いでいます。
ー1月、2月頃に収穫できる野菜で、オススメの食べ方を教えてください。
横山 宜美 とても、シンプルな食べ方ですが(笑)。ブロッコリーをさっと茹でて、サラダで食べるのがオススメです。彩りはもちろんですが、ブロッコリー本来の味が一番味わえる食べ方だと思います。自宅で食べるときは、結局この食べ方が一番多くなります。
あとはカリフラワー。お客様からよくお聞きする食べ方は酢の物。カレー粉をまぶしてマリネ、ピクルス風で食べるとおいしい、と。
ー「まごころふぁーむ」の宜美さんといえば「サンロード」。といわれるくらいに食の関係者の間では浸透してきているようですね?
サンロードトマトの最大の特徴はその味です。大玉のトマトの中でも味が濃く、酸味と甘みのバランスがとても良い。糖度計では測りきれない、旨味、甘みがあります。ソースやケチャップなどの加工品にも向いているトマトです。まごころふぁーむでは、サンロードを使ったトマトシャーベットを作りました。原材料の70%がトマトで酸味があるサンロードだからこそ、濃厚で後味サッパリの風味を出せました。おかげ様で好評でした。これからもサンロードを使った加工品を開発していきたいです。
なぜ、そこまでサンロードにこだわるのか?と聞かれることもあるのですが、この味が一番の理由ですね。それと、昔からある品種なので、より安心安全な品種ともいえると思います。あとは生産者のやりがいを駆り立てる栽培の難しさ、でしょうか。病気になりやすく栽培が難しいからこそ、とてもやりがいを感じます。毎年工夫を凝らして、より安定させながら生産量を増やす努力を続けています。
ーサンロードトマトを中心に、どんな展開を考えていますか?
また、加工場の運営も考えています。他の生産者、食の関係者など加工品を作っている人は大勢いるので、一緒に加工場を構築することができればうれしい。加工場は他の人たちと協力して設立することでトマトだけでなく、リンゴ、梨など、いずみ野になる果樹も使った加工品を作ることができます。商品が多くなれば、地域の人が手に取ってくれる機会も増える。地域で採れた美味しいものは、まずは地域の人に食べてもらえることが一番良い。買った人の家庭で楽しむ。そこから、友達や知り合い、勤め先の会社、他の地域へ。そんな風に広がっていく活動をしてきたい。
それから、トマト専門の収穫体験もチャレンジしてみたいですね。トマトの収穫はなかなか体験できないし、トマトがどんな風に育っているのか、採れたてのトマトの味などを体験できるようにして、そこからもサンロードの良さを伝えていきたい。
先を見過ぎると実現が難しく感じてしまうが、ひとつひとつクリアしていきたいと思っています。そうすれば必ず先が見えてくる。他の生産者の人たちや地域の人たちと一緒に、いずみ野というエリアが持つ潜在能力を活かすことができれば、十分に可能なことだと思います。40歳までに実現したいですね。
ーいずみ野というエリアならではの地産地消活動を作り上げたい思いが強いんですね。
まごころふぁーむ
まごころふぁーむの野菜は、下記の直売所で購入できます。
住所/横浜市泉区和泉町6224
電話番号/045-802-2159